出雲大社は全国でも有数の縁結びの神社として有名ですね。
これから良縁を求めて参拝しようと思っている、そこのあなた!!
ちょっと待ってください~!!
出雲大社は普通の神社と違って、
参拝方法が異なるので注意です!!
知らないで間違った参拝をしてしまうと、
御利益が期待できないかもしれません。
今回は、基本的な神社の参拝方法と、
出雲大社の参拝方法についておさらいしていきましょう~。
知っている方は復習ということで。
基本的な参拝方法とは?
出雲大社の参拝方法が一般的な神社と違うといっても、
何も特殊なことばかりするわけではありません。
まずは、基本的な参拝を知った上で、
出雲大社で参拝するときは、その違いを踏まえましょう。
基本を抑えた方が違いもわかりやすいと思いますよ。
まずは、下の動画を見て、イメージを掴んでみてください。
わかりやすいですね~。
神社の参拝手順として覚えて欲しいものは、
下の3つの場面です
- 参道
- 手水舎
- 参拝
参道
参拝をするのに意外に盲点なのが、
鳥居をくぐる前の一礼と、くぐってから参道の中央を
通ってはいけません。
参道の中央のことを「正中」といい、
参道においての正中は、神様の通る道なので、
神様に対して失礼にあたります。
参道編
- 鳥居をくぐる前に軽く一礼
- 参道の中央(正中)を避け、参道の端を通る
手水舎
手水舎(「ちょうずや」又は「てみずや」)は、
参拝する前に身を清めるためにあります。
手水舎編
- 右手で柄杓(ひしゃく)を取り、水を汲んで左手を洗う
- 左手に柄杓を持ち替え、右手を洗う
- 再び柄杓を右手に持ち替え、左手に水をためる
- その左手に受けた水で口をすすぐ
- 口をすすぎ終ったら、もう一度左手を洗う
- 柄杓の柄を立てて、柄の部分に水を伝わらせて洗う
- 柄杓を元の位置に戻す
本来は、禊(みそぎ)や精進潔斎(しょうじんけっさい)を行った後、
参拝しなければいけないそうですが、
一般の人がなかなかそこまではできないので、
手水舎で身を清めることで代わりとします。
「禊」とは、滝行など水浴をして、
身を清めることをいいます。
「精進潔斎」とは、肉食を断ち、行いを慎んで、
身を清めることをいいます。
参考までに~。
参拝
身を清めた後は、いよいよ参拝ですね。
鈴がある場合は、
神様に参拝に来たことを知らせる合図なので、
力強く鳴らしましょう~。(とはいってもほどほどに(笑))
一般的な神社は、「二拝二拍手一拝」です。
具体的に説明していきましょう~。
参拝編
- 鈴を力強く鳴らす
- お賽銭を静かにそっと入れる
- 神前に向かって、二回深く礼をする(腰を90度折る)
- 二回、パンパンっ!と拍手を軽く打つ
- 祈願する(感謝を込めて)
- 再び深く一礼をする
神社で拍手を力強くする人がいますが、
その必要はありません。
神社においての拍手は、音をたてて、
神様を呼ぶためのものではなく、自分が素手であること、
何も下心がないことを示すためにするそうです。
以上で一般的な神社の参拝は終わりです。
参道の端を通って、鳥居を出た後に、
一礼をして帰りましょう。
次に、この基本的な参拝方法を抑えた上で、
出雲大社の参拝方法を説明していきますね。
出雲大社の参拝方法とは?
一般的な神社と出雲大社と参拝方法で
一番違うところは、通常の「二拝二拍手一拝」が、
「二拝四拍手一拝」になるところです。
これ以外の参拝方法として、基本的には変わりませんが、
出雲大社は、鳥居をくぐってすぐ御本殿があるわけではないので、
手順が少し複雑になります。
出雲大社編
- 出雲大社の入り口にある大鳥居の正面から一礼
- 参道の端を通る
- 勢溜(せいだまり)の鳥居で一礼
- 50mほど下る
- 右手(東)側にある祓社(はらいのやしろ)でお祓い
- 手水舎で身を清める
- 銅鳥居の前で一礼
- 八足門の前から御本殿に向かって参拝
- 二拝四拍手一拝
- 帰りも鳥居をくぐった後に一礼
手水舎でまず、身を清める前に祓社で、
お祓いをすることに注意ですね。
あとは、八足門から中に入ることはできないので、
そこから御本殿に向かって参拝します。
まとめ
今回の出雲大社と一般的な神社の参拝方法についてはどうでしたか?
個人的には、拍手は下心がないことを示すためにする、
出雲大社の御本殿に参拝する前に祓社でお祓いをする所が
知らなかったり、忘れていた所ですね。
神社は、神様にお願いや感謝をしに行く所です。
参拝するこちら側もしっかりと礼儀を示して、
正しい方法で意思を表したいですね。
そうすれば、きっと思いも伝わるはずです。
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