昔は、「贅沢病」と言われた痛風。
最近では、身近にも中高年の男性でなったと
ちらほら聞くようになりました。
どういうことが原因で、どのような症状が、
出るのでしょうか?
痛風とは?
痛風とは、体内に「尿酸」と呼ばれる
物質が大量にたまって引き起こされる病気です。
尿酸とは、細胞内の核酸(遺伝子みたいなもの)を
構成する成分である「プリン体」が
分解されて生じる物質です。
プリン体はビールなどに多く含まれているので、
最近、ビールのパッケージ側面に「プリン体カット!!」と
書かれているのをよく見ますね。
痛風の初期症状とは?
原因よりも痛風は、症状の方が有名かもしれませんね。
体内の尿酸値が高くなると、ある日突然、
足の親指の付け根が激痛に見舞われ、
まさに「風が吹くだけでも痛い」状態が起きるそうです。
こればっかりはなった人しかわからないと思いますが、
歩くのも困難なほど突き刺さる痛みがあると聞くと
ぞっとします。(気をつけたいですね。)
足の親指の付け根が最初に痛くなるのが
多いそうですが、基本的に手足の末端の痛みが
初期症状としては多いです。
尿酸が体内に蓄積されやすい人には
3タイプあるみたいです。
- 尿酸が体内で作り出されやすい
- 尿酸が排出されにくい
- その両方を併せ持つ
自分が、そのようなタイプか把握することが
一番最初の予防になるかもしれません。
尿酸値を調べるには、血液検査が有効ですから、
定期的な血液検査をおススメします。
痛風になりやすい危険な食べ物とは?
痛風は体内の尿酸値が高くなると発症しやすくなります。
尿酸は「プリン体」が分解されたものであることから、
プリン体が多いものを集めてみました。
■プリン体が特に多い食品
アンキモ/50g (199.6mg)
イサキの白子/50g (152.8mg)
牛焼肉レバー/120g (122.2mg)
■プリン体が多い食品
牛肉ヒレステーキ/200g (84.6mg)
豚ロースステーキ/200g (79.8mg)
カツオの切り身/80g (72.2mg)
車エビ/80g (68.6mg)
アジの干物/60g (65.3mg)
サンマの切り身一切れ/80g (54.4mg)
マグロの切り身一切れ/80g (53.8mg)
タラバガニ/100g (47.4mg)
ヒラメの切り身一切れ/80g (46.0mg)
マダコ/80g (45.8mg)
■アルコール類
ビール大瓶1本/633ml (32.4mg)
日本酒/1合 (2.2mg)
ワイングラス/1杯 (1.0mg)
ブランデー/40ml (0.2mg)
ウイスキー/80ml (0.1mg)
焼酎水割り/1杯 (0.0mg)
参考資料 bit.ly/13DkovZ
プリン体に限って言えば、内臓系に多く、
お酒はビールがダントツで多いですね。
これらを食べるときは、食べ過ぎない、
ほどほどにするということが大事ですね。
予防法とは?
<尿酸値を下げる食べ物を食べる>
海藻類では、わかめ、ひじき、昆布。
野菜類では、ほうれん草、ごぼう、にんじん、キャベツ等。
果物類では、メロン、バナナ、グレープフルーツ。
これらの食品が、体内の尿酸値を
下げてくれる働きをしてくれます。
他にも、干ししいたけ、大豆などがあります。
まだまだあるので、各自で調べてみるのも良いですね。
<適度な運動をする>
これは、痛風予防に限ったことではありませんが、
肥満は痛風にとって大敵です。
毎日適度な運動を心がけましょう。
ここで気をつけたいのが、早期に痩せたいからといって
激しい運動をしないということです。
激しい運動は、逆に尿酸値を上昇させてしまいます。
激しい運動をするよりも、適度な運動を
続ける方が効果的です。
<サプリメント・漢方を飲む>
尿酸値が高い人は、手っ取り早く下げたいのであれば、
病院に行って、薬をもらい飲めば、
一時的には下がります。
しかし、あくまで一時的にです。
飲むのを止めると、すぐに元に戻ってしまいます。
そこで、食事の補助的なものとして、
サプリメントを飲むことが有効です。
効果的な成分として、
サポニン、アンセニン・・・いろいろありますが、
自分にあったものを探すのも良いかもしれないですね。
あくまで、食事、運動が主であることは
頭において置いてください。
しっかりと、ならないように予防して、
風が吹いても痛い?という痛みを
経験しないようにしましょう~。
スポンサード リンク