富士山が世界遺産に登録されて、ますます注目を浴びるようになりました。
しかし、登りやすい山、登山者数が多い山とはいえ、
日本一高い山なので危険は付き物です。
しっかり、富士山について学び、安全な登山を心がけましょう。
富士山について
お読みください。
Point
- 富士山には「山開き」があり、登りやすい期間がある
- 入山料(1000円)が取られる期間がある
- 登山時期の狙い目は7月下旬~8月末の平日
- マイカー規制がある
登りやすい期間があると書いていますが、
山開き期間以外には、山小屋が開いていないので、
休憩できる場所がありません。
初心者には過酷過ぎる登山になるので、
登りやすい期間と書きました。
主な登山ルート
ここでは、主に初心者に優しいルートを案内します。
1、吉田口(河口湖口)ルート
富士登山の中で、一番メジャーで一般的なルートです。
富士山の五合目(2300m付近)からスタートすることができ、
標準で上り:5時間半、下り3時間の登山時間が目安です。
一番メジャーなコースだけあって、登山者が多く、
一番混むコースでもあるので、ピーク時には渋滞!?が起きるので注意。
このルートの良さは、
比較的登りやすいというのもありますが、富士山の北東にあるため、
メインの御来光は登山ルートのどの場所でも見ることができるところです。
2、富士宮口ルート
2番目に人気の高いのではないかと思われるルートです。
上りと下りの距離が一緒で、登山開始から頂上までの登山距離が最短です。
しかし、その分、登る傾斜がきつめなので、
吉田口(河口湖口)ルートよりかは、登るのに苦労します。
標準で上り:4時間半、下り2時間半の登山時間が目安です。
最も短時間で登ることができるルートなので、
時間のない人にはおススメです。
富士山にはその他、2つのコースがあります。
3、須走口ルート
4、御殿場口ルート
これら2つのルートは中上級者向けの登山ルートなので、
初心者にはおススメしません。
特に御殿場口ルートは、
上級者向けなので、初心者は立ち入り不可のルートです。
経験を積んでからチャレンジしましょう。
高山病の予防対策
富士山に限ったことではありませんが、
登山には高山病の危険が付き物です。
富士山ぐらいの高い山では簡単に高山病になる事に注意です。
予防方法
- ゆっくりしゃべりながらでも登れるペースで登る
- 体を冷やし過ぎない
- 呼吸を深くすることを心掛ける
- 水分をたくさん取る(トイレは有料なので注意!)
- 睡眠をしっかり取る(寝不足で登らない)
高山病は酸欠の状態が続き、気圧の低下による乾燥で、
体の水分が失われることにより起きます。
しっかり予防しましょう!!
もしなってしまったら(対策)
- 下山する(高山病は標高を下げると治ります)
- 酸素を吸入する(酸欠が原因なので)
高山病になってしまったと思ったら、とにかく無理をしないで、
下山することをおススメします。
無理をして、登山しても症状が悪化する一方です。
その他注意点
高山病に対して以外の注意点についてまとめておきます。
1、初心者こそ、できるだけ充実した装備を
富士登山はしっかりと準備すれば、初心者にも難しくない山だといわれています。
しかし、そういわれていても、そこは日本一の山。
軽装で登れるほど甘くはありません。
しっかりと準備をして望みましょう。
2、ゆっくり登る
高山病予防の時にも書きましたが、富士山は標高が高い分、
地上にいるときよりも気圧が低く、体調を崩しやすくなります。
疲れは急に来るので、
上り始めは早く行きたい気持ちに駆られることがありますが、
遅いかな?と思うぐらいのペースで登りましょう。
3、夜の登山を避ける
御来光見たさに夜に登山する人は多くなります。
しかし、夜は視界が悪くなるし、登山者が多いだけに、
自分のペースで登ることが難しくなります。
山小屋での仮眠では十分に休息を取ることはできないので、
初心者にとっては過酷な登山となります。
自分の体力と経験と相談して、安全に登山しましょう。
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